例えば人から嫌な事をされたり言われた時に「嫌だったな」って感じていても
・これくらいの事で、って思われるかな?
・自分にも悪いところがあったかもしれないし、、
・もしかしたら何か嫌なことがあったのかもしれない
・嫌なところばかりじゃないし
って考えすぎてそれがどう考えても相手に非が大きいことだとしても大ごとにすることでもないよね、と自分に言い聞かせて感情に蓋をする。
そんな経験ありませんか?
もちろん時と場合によってはそういうこともある、くらいならまだ良いけれど常にそんな風に自分が聞き分けよくなっているとしたら少し視点を変えて捉えてほしいなと思います。
特に幼いころから感情を表に出してこなかったり、聞き分けの良い子供時代を過ごしてきた方はごくごくあたり前にできてしまって、本人に自覚がないままその我慢する思考がそのまま続いている事が多いです。
それはあなたに起きている事じゃない
そんな時に試してほしいのが「これがもし自分の大切な人に起きていることだとしたら?」という視点で考える、という事。
例えば職場で先輩から自分を陥れるうそを広められたとして、上司に相談したけどまあまあ、、とたしなめられて取り合ってもらえかった、という出来事があったとして広めた本人は何のお咎めもなく、そのまま日常を過ごし自分は嫌だったけど仕方ないと感情に蓋をする。
または家でパートナーから日々嫌味や暴言を言われるけど、自分にも至らぬ点があるからこれくらいで離婚はできないし、こんな事どこの家庭にも多少はあるだろうし相談してもね、、、とそのまま我慢する。
こういう事例はとても多いですが、そんな時自分事としてとらえず「大切なだれか」に起きている事として出来事を見てみる。
そうすると、「許せない!」「そんなのそのまま見過ごすなんてありえない」
「みんなに言いふらしてかまわない!」「我慢しなくていいよ!」
みたいな感情が出てくるはずです。
そこで初めて「あ、自分はほんとはこんな感情なんだ」って気が付く。
それがまず一歩です。
何か理不尽な事が起きた時に自分ばかり切り替えて我慢することが当たり前に過ごしてきてしまうとほんとの感情にもなかなか気が付けません。
だからこそまずは自分のほんとの感情に気が付くために「自分の大切なだれか」に起きていることとして考えてみる、試してみてくださいね。
まずは自分の本当の感情に気が付いて、自分にもそんな感情があったのかと知る事から。それに慣れてきたら次はきちんととるべき行動が取れるようになります。