ストレスと4毒

今回の本題に入る前に私の健康に対する基本的な考えをお話したいと思うのですが、それは「きっちりより程よく、食事療法や運動療法、は心の安定をベースに」
という事。
これは私自身の経験と子育て、そしてお客様と接する中で辿り着いた答えです。
心の安定を疎かにして食事療法をストイックにしても逆効果になることも多いです。また、食事療法に限らずですが治療に依存状態でのめり込んだり一所懸命になる
あまりイライラしてしまうこと自体に何か他の問題があるはずなんです。

何事も笑顔が無くなるほどやってしまっては本末転倒です。
それより余力を残して取り組むことを全てにおいて私はおすすめしています(^_^)

4毒抜きの食事

最近耳にすることが増えた「4毒抜き」という言葉。
4毒とは乳製品、砂糖、小麦、植物性油ですが、美味しい!って感じるものには大抵入っていますよね。
もちろん、私もこれらの入った食事が病気の原因になることは理解しているので抜けるのなら抜いた食事のほうがおすすめであることは確かです。

でもちょっと角度を変えて、ストレス状態で食べる事が依存を強くし身体の消化活動にも影響を与えるということ伝えたいなと思います。

ドーパミンと4毒の関係

4毒の代表的な食べ物。パスタやピザ、揚げ物や炒め物、甘いもの、パン、は美味しいですよね。「食べたい!」気持ちを刺激されるこれらの食べ物。
毎日のように食べてしまう、という方も多いです。
でもなんでこんなに「欲する」状態になるのでしょうか?


それは、簡単にドーパミンを出してしまうから、なんです。
ドーパミンは体にとって必要なホルモンで多幸感や挑戦する気持ちなどに関わっていますが過剰な分泌は依存状態を起こします。

ギャンブルやゲームなどがわかりやすいですね。これらも簡単にドーパミンが出るため依存度が強いです。

そして簡単にドーパミンが出る=でなくなった時にイライラする
イライラするからすぐ取り込もうとする、という負のループが起こります。

でもここで私が伝えたいのは、そこにそもそもストレス状態があるから依存度が高くなるということ。

ストレスホルモン「コルチゾール」

ストレスホルモン「コルチゾール」とドーパミンの関係がそれを物語っています。


コルチゾールはストレスを感じると副腎皮質から分泌され、ストレスに立ち向かうため血糖値を上げたり免疫機能を働かせたりします。ストレスホルモンと呼ばれ、
瞬間的に増えることは問題ないけれど長期的に分泌が増えると海馬を委縮するなどの影響があるとされています)
また、あらゆるホルモンの分泌を抑えてしまうという働きも。当然ドーパミンの分泌も抑えてしまいます。

つまり、イライラしてストレスが多くドーパミンの分泌がない時に4毒などのドーパミンが出やすい食事を食べるとドーパミンがドバーっと出てストレスから解放されます。
そうするとそれを脳は学習してしまうんですね。
簡単にストレスから解放されることを。
そこがもっともっとと依存になりやすい所以です。



では逆にストレスがない時に、というよりは楽しい、リラックスしている時に4毒が身体に入ってくるのはどんな状態でしょう。

ホルモンが程よく分泌されている状態

ストレスによりコルチゾールが分泌されている時はドーパミンの分泌がないことは先ほどお伝えしました。
でも楽しんでいる時やリラックスしている時は、オキシトシン、ドーパミン、セロトニンが程よく分泌されています。
これらのホルモンが適度に出ている時に、食事で4毒を摂ってもドバーっとドーパミンが出ることはありません。
枯渇状態でもないですし、コルチゾールの分泌も適度なのでストレス解消のためにドーパミンが過剰に働くこともないのです。

これがストレス状態で摂る4毒とそうでない状態で摂る4毒の違い、です。

実際に同じような食生活でもなぜ病気になる人とそうでない人が居るのだろうと思っていた時期がありますが、つまりはそういう事なんですよね。
身体のしくみがわかるとなるほど納得です。
もちろん、それだけではなく元の体質なども関係していたりもしますが、どんな状態の時に食べているかというのはとても大切です。

4毒、取らないに越したことはないですがどうせ食べるのであれば
「楽しく!リラックスして!笑顔で!美味しい!!」って食べましょう(^_^)
そうすると自然と余計に欲することもなくなります。

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