東洋医学視点でみるストレス不眠

まず東洋医学では上の写真のように臓腑も五行(木・火・土・金・水)に当てはめて考えますが、それぞれ簡単に表すと下記のようになります。

そして「ストレス不眠」に深く関係するのは肝と心、そして腎です。

心の不調からくるストレス不眠「心火亢盛」

精神活動を司る「心」が熱を持つ状態。そしてその熱が脳や精神活動を騒がしくさせると考えます。強いストレスや怒り、精神的な過緊張、辛い物の食べ過ぎ、熱性の食べ物(過度なお酒、脂っこい食べ物)を多くとるなどが関係します。

不眠ではベッドに入ったのに目が冴えて寝付きにくい、夢が多いなどが比較的見られます。

施術では「心」の熱を取り除く=清熱、心を落ち着かせる=安神を意識的に行います。経絡では「心経」、手のひらも大切なポイントです。また首の付け根や胸部、頭部も心地良い圧でマッサージをするのが良いでしょう。

強すぎる刺激は逆効果になる為じんわりと持続した圧が適切です。

肝の不調からくるストレス不眠「肝気鬱結」

「気」を巡らせる役割の肝の機能が低下し気の流れが滞った状態。仕事や人間関係の慢性的なストレス、感情の抑圧、急な環境変化などが原因になることが多いです。

イライラしてなかなか眠れない、熟睡感が無いなどがみられます。また胸や脇の張り、頭痛や喉の詰まり感が関連することも特徴です。

施術では「肝気」を巡らせることに尽きます。経絡は「肝経」を中心に肋骨の際(季肋部)、左下腹部といった肝に関連するエリアをマッサージすることと、側頭部や首の付け根のマッサージを丁寧にすることが大切になってきます。

眠る前にお風呂で大きな声で歌う、のもおすすめですよ。

腎の不調からくるストレス不眠「腎陰虚」

腎の潤い(陰液)が不足し熱がこもる状態。慢性病や過労、不適切な性生活、加齢などが関係することが多いです。

寝つきが悪い、眠りが浅い、夢が多いなどがみられ寝汗や足腰のだるさも関連があるのが特徴的です。

施術では滋養と熱を冷ますことがポイントになります。経絡は腎経、温熱療法はほどほどにする。足腰の施術を多めに行う。優しく持続的なマッサージが効果的。(エネルギーや水分が枯渇している状態のため)

身体全体で見る

眠れない、という事だけを見るとつい視野が狭くなりがちです。でも東洋医学視点で睡眠の不調を捉えると身体全体やこころとからだの繋がりから治療を組み立てることが出来ます。

眠れない、で悩んだらそこに付随する状況をみながらほんとうの原因を見つけていきましょう。

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