不安と脳の関係

普段から不安を感じやすい、もしくは幼少期から不安を感じやすかったという記憶があったりしますか?

まず「不安」というのは脳のどこで感じているかですが、それは【扁桃体】という場所で大脳辺縁系にあります。大脳辺縁系は原始的な事を司る部分であり、感情や記憶、本能行動、自律神経などに関わります。

知的な活動を司る大脳新皮質と強調して機能します。バランスを取っているんですね。

快か不快か

扁桃体は海馬(短期記憶の保持。長期記憶の固定)からの視覚や味覚などの記憶情報をまとめてそれが快か不快か=好きか嫌いかを判断しています。
また恐怖、不安、怒りといったネガティブな感情反応を司る中枢です。

そしてここが大切で、日々のなかでストレスが強くネガティブな感情にさらされることが増えると扁桃体は常に反応することになります。
そうなると、今度は小さなことにも反応してしまうようになり些細なことでイライラしたり怒ったりするようになる。
そしてそれが続けばさらに脳は疲弊していくことになり負のループとなります。

扁桃体の暴走を止める前頭前野

前頭前野は理性を司る部分。扁桃体の暴走を止めてくれる役割を持っています。
ですが!ここもストレスが強くなれば機能が落ちて大脳辺縁系にブレーキをかけるのが難しくなり感情が暴走する、ということが起こります。

そしてここで脳の可塑性の話になるのですが、脳の神経回路は使うところが強くなり使わない回路は弱くなる、という性質を持っています。
つまり、ストレスにより扁桃体の暴走が強くなり前頭前野のブレーキの機能が落ちるという神経回路がどんどん強化されるという事に。

そうなると今までは気にならなかったことにもストレスを感じるようになる、なんてことも起こりますし、恐怖を感じやすくなり動けなくなる、不安で心配性になる、ということも起こります。

なので環境もとても大切なことがわかりますね。
幼少期から緊張感のある環境下では常に扁桃体が暴走しているので学校や社会に出た時に何かがきっかけで不安障害になる事も考えられます。

また学校や会社でもストレスフルな環境が続いても同じです。

人によりその許容範囲は違うと思いますが蓄積されることが良くありません。

対抗する神経回路を強化しよう

使う神経回路が強化される、という脳の可塑性を利用して不安や恐怖を感じやすい状況から抜け出すことが出来ます。
それには【オキシトシン】が深く関わります。
オキシトシンは前頭前野、海馬、扁桃体に働きかけるホルモンであり中枢神経系では神経伝達物質として機能します。

スキンシップ、人と話す、マッサージ、動物とのふれあいで分泌が促進されるのでそういった行動を増やすことで「安心」の神経回路を強化することが出来ますね。
不安障害、またはそこまでではないけれどイライラしやすい、不安になりやすいと感じているなら扁桃体の暴走を止める神経回路を強化してみましょう(^_^)






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